第8章 悪夢、再び。
本部につくと、悠一のもとへ向かう。
『悠一。来たよ。』
「お、ゆる。早速でごめんだけど、時間ないから指示するねー。」
と指示を受ける。
「あと、これ。今日は持ってて。じゃ。」
『え、ちょっ。』
悠一は"元"私の黒トリガーを渡して、別の場所へ行ってしまった。
星月華……。
必要になるってこと、だよね。
使ったことないのに。
不安を覚えながら、私も指示された場所へ向かう。
『……以上なしっと。本当にもうすぐなの…?』
と、しばらく歩いていた。
その瞬間。
黒いゲートが空を埋め尽くした。
『え……。』