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甘えたがりの恋(仮)

第4章 白い黒トリガー




「おう、遊真。」


「お、迅さん。おはようございます。……そっちは………?」


「本部の隊員で同じS級のゆる。んで、ゆる。こっちが例の黒トリガーのネイバーの遊真な。」


「これは、どうもどうも。」


『どうも。』


黒トリガー……白いな。

くだらない事を思いつつ遊真にたずねる。


『私はネイバーに家族とあなたが前に戦った三輪隊の秀次のお姉さんを目の前で殺されているし、私の片目も奪われたから正直ネイバーは好きじゃない。でも、いいネイバーがいることも知ってる。だから、これだけは答えて。』


ここで不安を消しておく。

それで、納得したら遊真を守る。

そう決めたんだ。


『あなたは味方なの?ここへ何をしにきたの?』


遊真は、


「俺は味方だよ。ここには、父さんが死んだから来た。」


『……?』


「遊真の父さんはボーダーに知り合いがいるから、俺が死んだらそこに行けって言ってたらしいよ。」


と悠一が教えてくれた。

私は遊真をまっすぐ見る。

………嘘はついてない。


『……分かった。私も協力する。ボーダーに入りたいんでしょ?』


「……!」


「さすが、ゆる。内から手回してもらえるとこっちも助かる。」


『この間言ったこと、絶対忘れないでよ。ス・イ・ー・ツ!』


「はいはい。」


そして私は


『辻ゆる、全力で遊真を守らせてもらいます。』


と誓った。












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