第4章 そして事件は起こる
凪はめんどうながらも服を脱いで腰にタオルを巻いてお風呂の扉を開けようとした時だった…
『ふーここから高速で体拭いて着替えて、と……………え……………………………!?!?!?!?!?!?$@&*∂♡✩』
凪はその場でぼんやりと立ち、実音は高速で脱衣所の自分の着替えが入っている所にバスタオルが入っている為それを瞬時のスピードで体にタオルを巻きつける。
『み、見た…………?』
「あーーー……………うん…………胸が少しあったし、アレなかったよね……………もしかして女の子?てか君、例の練習相手の…………男じゃなかったの……………?」
『ハイ……………』
ヤバい……………
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい
完っ全に見られた!!!
あー……………………追放だー…………
女ってバレちゃったもんねー……………………
さらば、プロ。おいでませ普通の女子高生ライフ………………
何かを悟った実音。
何か天を見上げるように目から一筋の涙が出た。
「タオル持ってきたぞー。ちゃんと風呂入ってるかー凪ー?ってまだ入ってないのかよ!ん???アンタたしか例の練習相手の……………この前は練習付き合ってくれてサンキュ。何してるんだそんな所で……………風呂入っていたのか?」
『と、とりあえず凪くんはお風呂入って、御影くんは俺が着替えている間反対側向いてて!!』
「いや、別にいいだろ男同士なんだし着替えぐらい…」
「玲王、その子女の子」
「え…」
『うわぁぁ…事情は凪くんがお風呂出てから色々説明するからとりあえず御影くんはあっち向いてて!!』
「お、おう………?」
終わった…………
何もかも…………
事情説明中……………
『と、言うわけでございます…………』
「ふーん」
「マジか………」
私はこの2人にお風呂にいた理由やなぜブルーロックに来た理由も話した。
「裸見るまでずっと男って思っていた」
「そう俺も………………ハダっ………凪お前!?」
「うん、見ちゃった。事故だけど。胸少しあったし、アレなかったし…………」
『恥ずかしいからそれ以上言うのやめて…』
「ごめん」