第25章 勘違いがさらに勘違い→休暇
周りからは凪が実音を泣かしただの色々と野次が飛んでくる。
「後ろのギャラリーうるさいよ…………」
『凪くんみたら泣けてきちゃって…………』
「うん。泣き虫だね実音」
『泣き虫で悪かったな!!』
『久々だなぁ……………』
そう呟いた実音。
外の世界も久々すぎる……………
日の光浴びるのも久しぶりだなって
それよりも例のモノを買い出しだぁ!!
次の日。
『凪くんまだ来てないのか!?遅刻かよ!?』
「あー、今メッセージきたけど寝坊で遅れるって」
『凪くんらしいな……………』
実音は潔と蜂楽と千切と一緒にいた。もちろんだが実音は男の格好をしている。もちろん女ってバレないように。
昨日急いでメンズの服買いに行ったからね!プチプラだけど!
実音はうすだいだい色のズボンに黒の運動靴、服は青でその上から黒の長めのジャケットを着ていた。ダボッとした感じで着こなしていた。
向かいの喫茶店にいた玲王くん達と合流して一緒に遊ぶ事になったけど凪くんは途中のゲーセン寄っていくって…………自由すぎる〜…………………
inゲーセン。
「実音当たり前だけど男の格好だ……………(小声)」
『そりゃ女ってバレちゃいけないし……………(小声)』
「1回女の子の時の格好している実音が見てみたい……………髪、本当は長いんでしょ?(小声)」
『胸ぐらいまで普通にあるからなぁ…………(小声)』
「ブルーロックから出たら髪の毛伸ばして欲しい……………(小声)」
『もちろんそのつもり……………って俺、今色々とお願いされているのか!?』
「もちろん」
『あわわ……………』
「俺のお願い、聞いて?顔赤くなっているよ?(小声)」
『っ……………耳元で話さないでっ。あと息吹きかけないでよっ!みんないるんだから!!(小声)』
「ちょっとみんないるの忘れかけていたかも…………(小声)」
『いや、それ絶対ダメだろ!!』