第24章 運命の日
私の心の奥底にある扉を必ず開けてくれるのは貴方ですか?
それは頑丈すぎて
鍵がかかっているものでも
『今日も疲れたー』
実音はシャワーの後部屋のベッドに寝転がる
『………………………』
ブルーロックなくなっちゃうのかなぁ………このままだと……………
みんなどうなっちゃうのだろ…………
そして私も……………
毎日ハードな練習が続く
前よりはみんなについていけるようになったけどやっぱり体力差ってのは埋まらない。下手したら差が開いているのかも
『ふぅー』
私にとって凪くんは何?
なんだろ……………
うーん……………
それよりもまさかって人に女ってバレてしまっていた……………
あの糸師冴に
女ってバレた人数
3人目か…………
まだ気にしているけど
色気ないか…………
わかってますよ!!
胸ないし!
『凪くん………………抱きしめてほしいな……………』
そう言いながら眠りにつく実音
でも実は心の奥で好きになりかけているかも
しれない……………
あの人を………………
恋愛は少し怖いし、自信もないけど
私の事を想ってくれている人を
好きになってもいいですか?
『…………………………』
ついにきてしまった………………運命の日が…………
私は客席のわからないように端っこにいた。それは影で見守るような感じでU-20日本代表と"青い監獄"11傑の試合を観戦していた
みんな頑張って………
私には練習相手と見守る事しかできないけど………………
『っ………………………………』
私はこれから先の人生で二度と忘れる事はないだろう
凪くんがゴールを決めた瞬間を
『………………!!』
感動のあまり自然と涙が出てくる
凪くん、潔くんと千切くんに潰されているじゃん(笑)
『ふふっ…………………』
微笑ましくて笑いが出てきちゃうな
試合には勝利"青い監獄"11傑が勝利した