第11章 気付いた本当の気持ち

やっぱり夜の自由時間はみんなと話せて楽しいわ〜

でも女っていうのはこれ以上バレる訳にはいかないので油断は禁物！

玲王くん近かったな…………いや、あれは密着しすぎでしょ！むしろ抱きしめられてなかった？急に何であんな事したの？凪くん怒っていたし何がなんだかわからない！

私が女って知っているから他の人達よりも距離感バグっているわけ？あ、普通逆だよね？？

抱きしめられたら女ってバレそうだからそれはそれで困るけど………筋肉あるとはいえ…………さっき千切くんの所行ったら蜂楽くんが後ろから「実音っちー♪」って言いながら後ろから抱きつかれそうになった時は本当にヒヤヒヤしたけど！！

え？私背後狙われてるの？？恨んだ事してないよ？？

よし、頭の中に入れておこう背後注意と………

抱きしめられた…………

しかも男の子に………

なんで今更顔赤くなっているの！？

あの時は別にそうでもなかったけど………

漫画みたいな展開求めてないよ！いつも言っているけど！


『っ〜〜〜〜』



その頃。


「俺、実音の事………」

と、凪は小さく呟きながら眠りに入ろうとしていた。


なんで今まで気付かなかったのかな………

考えるのがめんどうっていうのもあったけど

あの後玲王がやたら自分の胸に聞いてみろだの俺さっきお前の為にめっちゃ体張ったとか実音の事どう思ってるんだよって色々言われて、ちょっと考えてみたら…………

だからあの時おでこにだけど無意識にキスしたのかなって…………

他の奴らと話さないで欲しいのもそうゆう事か……………

色んな事がすべて当てはまる

好きなんだ………

そっか…………