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【ONEPIECE】スキ&大スキ 〜トラファルガーロー〜

第1章 初めて会ったあの日


「いたぞーー!」
「逃がすな!せっかく捕らえたのにっこれじゃあ黄猿さんに怒られる!」
「怒られる前に殺されるぞ!」


数名の海兵が私を追ってきている。それもそのはず。
私は海軍の軍艦の地下に囚われていたからだ。
あのまま海軍本部に連れていかれる予定だったが、シャボンディ諸島に向かうとの情報を得た。
その後は軍艦が無事に停泊したことを確認し、紆余曲折(色気作戦)を経て現在に至る


「……!」


ここまで懸命に逃げていたのに
目の前にはパシフィスタ。
私が逃げたという情報がもう海軍の間で通信されていたのか


今の私の力じゃ、パシフィスタには勝てない。
あんなにがむしゃらに走り続けていた足が、体が、動かない。
長い距離を1度も止まらずに走り続けた反動なのか、恐怖なのか、私の体が急に重くなる



パシフィスタが私に掌を向ける。ダメだ。

動け…!動け!動け!
今動かないと私は殺される!



「……!誰か…!」

「room!タクト!」

「……え!?」



パシフィスタが突然体を浮かし、そのままヤルキマンマングローブへ激突する。


一体誰がー…



「キャプテン!女の子、無事です!」

「良かった!ここで何やってるんだ!?逃げろ!」


白いツナギを着た2人が私の方へ近寄ってくる。
その後ろには白いクマ、白い帽子を被った長い剣を持つ男。この男はー…


「死にたくなかったら動け…!あんな子供騙しじゃ直ぐにあいつが起き上がる!」

「は、はい…!」


状況は読めないが私の事を助けてくれた事は事実。彼等と共に私もまた走り出す。


「た、助けてくれてありがとう…ございます!」

「恩に感じる必要はねぇ…!さっさと逃げろ!」

「あ、貴方達も海軍から逃げているんですか!?貴方、トラファルガーローですよね!?きゃ…!」


足がもつれて倒れ込んでしまう。先程よりも更に体が重くなり、立てなくなってしまう


「…!くそ…!」
「きゃ…!」


トラファルガーローは足を止め、私の方に来るとお姫様抱っこで私を抱えて走る


「あ、ありがとうございます…!//」
「大人しくしてろ…!」




「あ、あの…!皆さん、船に向かってるんですか…!?私も海軍に追われてるんです!どうか…船に乗せてくれませんか……!?」
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