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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第21章 Corpse


「あ!安室さんあれ!」
「ビンゴですね」
工藤邸の前の道に宅配業者のクール便が止まっているのを見つけた。パッパーッ。クール便の後ろに車をつけ、クラクションを鳴らす。
「すみませーん!この路地狭いから、譲ってもらえますか?傷つけたくないので…」

これは…安室さんじゃなくてゼロ君が出てきてるよ?口調は安室さんだけどオーラはゼロ君…。

一応、私も助手席から降りる。トラックのコンテナに子供たちが乗っていて、元太くんと歩美ちゃんが助けを求めて叫ぶ。

「たっ探偵の兄ちゃん!」
「陽菜お姉さんもいる!!助けて~!!」
必死に助けを求めてくる子供たち…犯人許せん!!

「あれ?君たち、何をしているんだい?そんな所で…」
あたかも、たまたま通りかかったように見せる安室さんが、子供たちに問いかけると、2人組の犯人は焦りだす。

「い、いや、その…」
「ガキどもと知り合いか…見られちまったら仕方ねえ、ガキを殺されたくなかったらあんたもコンテナの中…にぃ?!」
言い終わる前に安室さんのパンチが犯人のミゾオチ辺りにヒットし、犯人の1人が倒れ込む。
「いったでしょう?傷つけたくないから譲ってくれと…」

絶対痛いやつ…口から血が出てるし、やっぱゼロ君はゴリラ…。

そう思っているともう1人の男が私目掛けてやってきたので、取り合えず顔面に回し蹴りをお見舞いしておく。
現役警察官を舐めんなよっ!!


容赦ねぇな…あの2人…。コンテナの中でコナン君はあきれたように2人を見ていた。

無事に皆を助け出し、どこから取り出したか分からないガムテープで犯人たちを安室さんがグルグル巻きにした。

「じゃあ、コナン君。この事を警察に」
「う、うん」
笑顔でコナン君に話しかける安室さん。

笑顔がサイコパスなのよ…。コナン君引いてるじゃん…怖すぎる。

「皆、大丈夫だった?凍傷とかなってない?」
私は子供たちにかけより、一人ずつ身体に異変がないか確認していく。
「怖かったけど、大丈夫!」
「少し気を失ったけど、灰原さんが温めてくれたのでよくなりました」
「そう、よかった。もう、あんまり無茶しちゃだめよ?」
「「「「はーい」」」」
「分かればよろしい!」

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