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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第2章 旦那様は公安


「無理。何日陽菜に触れてないと思ってる?」

「え?そんな事で殺気放ってたの?八つ当たりされて部下の皆が可哀想だよ!てか、会いたいなら帰ってきたらいいじゃない!」

はぁ…まったく、我が家の旦那様には困ったもんだ。こんなんで殺気を放たれ、八つ当たりされる部下たちが気の毒でならない。

「お前にとってはそんな事でも、俺にとっては死活問題だ。」

「はいはい。(だから会いたいなら帰ってきたらいい…)」

心の中で呟きながら仕事にとりかかろうとしていると腕を引っ張られた。

「もう、我慢できない。陽菜っ。」

「なにっ…っ」

私の唇はいとも簡単に降谷くんに奪われていた。

「ちょっ、降谷くんっ…ここ職場!!……っんん。」」

胸板を押して抵抗するが、両手で手首を掴まれ降谷くんの机に押さえつけられ抵抗ができない。だんだん息が苦しくなって口を開いたのをいい事に間髪入れずにゼロくんの舌が侵入してくる。

「んんっ…はぁっ……っふぁ」

私の全てを喰らい尽くす勢いのキスに息ができず、だんだん涙目になってる私の事なんてお構いなしに、更に激しくなる口付けは、お互いの唾液が混ざりあい卑猥な音が響き渡り、何も考えられなくなる。

職場で皆に見られてるのに、嫌なのに。この馬鹿力ゴリラっ!!

「っ……はぁ……はぁっ」

3分間にも及ぶ長い口付けから解放された私は涙目で睨みつける。

「降谷くんのバカ。職場でみんなの前でこんな事するなんて!!もう私お嫁にいけない!!」

涙目で俺を睨みながら怒る陽菜だが、そんな顔して怒っても煽っているようにしか見えない。

「そんなこと言ってるけど、久しぶりの僕とのキスで腰が抜けたんじゃないですか?職場でキスされて潤んだ瞳で睨んだって発情して煽ってるようにしかみえませんよ?」

耳元で囁くようにいってやるとさらに顔が真っ赤になる陽菜。しかもお嫁に行けないって、もう俺の嫁になっているのに相変わらずお馬鹿で可愛いと思う俺は重症だと自分でも思う。

「んなっ!!抜けてませんからっ!!降谷くんなんて大っ嫌い!!もう話しかけないでっ!!」

耳元で囁くようにいってやるとさらに顔が真っ赤になる陽菜。しかもお嫁に行けないって、もう俺の嫁になっているのに相変わらずお馬鹿で可愛いと思う俺は重症だと自分でも思う。

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