第2章 焼肉と欲望 *後半 微Rあり*
「ねぇ、君高校生?」
「モデルみたいだね!身長高〜い!」
前から歩いて来た、OL風の二人組に声を掛けられた。
「これから帰るとこ?もし良かったら私達とご飯行かない?
うちら奢るし♡」
甘ったるい香水の匂いをプンプンさせ、上目遣いで見上げてくる女に内心オエーッと思いながらも、、、
眉間に寄せかけたシワを元に戻し、口に弧を描いた。
「オネーサン、この近くで高級な焼き肉店、知ってる?」
ーーーの好物は焼き肉。
アイツが電話口で"高級な肉が待ってる"って言っていたのを思い出した。