第2章 焼肉と欲望 *後半 微Rあり*
足早に部屋に戻ると、
「あ、おかえりー。追加したやつ今焼いてるから早く座りなー。」
りょーすけが顎でクイッと前の席を差した。
『やった〜。』
その後も肉を堪能し、〆の冷麺を食べ終える頃、お腹がいっぱいになったせいか急に眠気が襲ってきた。
やば、、、瞼おも、、、
こんなとこで寝るワケにいかないし、ブンブンと首を横に振り、眠気を払うように残りの麺をすする。
「ちゃん?もしかして眠い?目、トロンてしてない?」
「ははっ、カーワイ♡お腹満たされたら眠くなっちゃったー(笑)?」
え、何コレ冗談抜きでやばい…。
前に座る2人の声も遠くに聞こえ始めた。
・・・・おかしい。
こんな
急に 眠く
なる
なんて…。
思考も回らなくなり、箸すら持ってられず、カタッとテーブルの下に落としてしまった。
『ぁ、、、、』
ぐらり、と身体が傾き、倒れそうになった私の身体をりょーすけが受け止めた。
「ちゃん、携帯どこ?
俺らちゃんち知らないし、誰か知り合いに連絡して迎えに来てもらうおうか?」
ーー良かった、、、さすが歳上、、、
りょーすけの配慮ある言葉に安心し、私はコクッと小さく頷きながら、何とか携帯を出そうとポケットに手を伸ばしたところで、
ーーーー私の意識は途切れた。