第8章 星漿体①
学校に行きたいと言う理子ちゃんの要望に応える為、私が生徒になりすまし、側で監視する事を条件としたのだが…
セーラー服までは私もノリノリだった…。
けど、まさかこんなダサいおさげのヅラを被らされるなんてっ‼︎‼︎
恥ずかし過ぎて死ぬっ‼︎‼︎
『ぐうぅっ〜〜〜〜‼︎傑にまで笑われるなんてっ///
も〜やだっ‼︎こんなん被りたくないっ‼︎』
無理矢理被せられたヅラを地面に叩きつけた。
するとゲラゲラと笑う理子ちゃんの後ろから黒井さんが申し訳無さそうな顔で口を開いた。
「様…申し上げにくいのですが、その髪色ではちょっと、、、」
「うちの学校は校則が厳しいから茶髪なんて1人もおらんぞ?
あとそのケバい化粧も落とすんじゃぞ?」
『はっ⁈ケバい⁇どこがっ⁇』
「いいか?学校は勉強する場じゃ。化粧なんぞしてチャラチャラ着飾って行く場所ではない。」
「そうじゃそうじゃ〜」
五条まで変な口調を真似しだして私のイライラは最高潮に達した。
『く〜〜〜ッ‼︎こーーなったら私の本気っ、見せてやるからっ‼︎‼︎』
ヅラを拾い上げるとそれを天高く掲げた。