第8章 星漿体①
理子ちゃんは想像より、かなりアグレッシブな女の子だった。
つい先程まで命を狙われ気を失っていたというのに、学校に行きたいと駄々をこね私達を困らせた。
こちらとしては一刻も早く、高専内の結界の中に匿いたいけれど、理子ちゃんの要望は全て応えよという天元様からの命令に背く訳にも行かず…渋々受け入れた。
そう、渋々。。。
「ガハハッ!っ‼︎ヅラがずれておるぞ‼︎」
「ギャハハ〜!黒髪おさげとか全っ然似合わね〜‼︎」
「〜〜〜ッ、いや、可愛いじゃないか、、ククッ、、」
無遠慮に指を差し大声で笑う理子ちゃんと五条。
そしてその横では顔を背け、必死に笑いを堪えている傑。
そんな3人を前に、私は真っ赤な顔で怒りに震える拳を握りしめた。