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女の子の成分。

第3章 隣の下田 side真斗


やばい…やばいぞ…
一目惚れしてしまった…
隣の子…初めてみたけど…よく見たら可愛いじゃん…
名前も知らないけど…

ってか、ずっとボーっとしてるけど、ノート取ってるのか?

チラッとだけ見てみよう。
バレなきゃ犯罪じゃない!
大丈夫だ、問題ない!






真っ白。



ナ、ナンダッテー


まじか…これは…もしかしなくとも…やる気がないな…


よし!声をかけてみよう!
ファイッ!如月!

真「ねぇ」
葵「ファッ!?」

なんとも間抜けな声を聞かされた。

真「ノート取らないの?」
葵「は?」
真「今のうちに取っておかないと家庭訪問の時大変だよー」
葵「は、はぁ…」

あ、あれ、逆効果…?

真「良かったらノート見る?」
葵「え?」

何を言ってるんだ俺は。
しかし彼女は。

葵「ありがとう…。えっと…」
真「あ、俺、如月 真斗」


こうして俺たちの初めての会話は終了した。
まだ彼女と喋っていたい気はするけど、うるさくたってあくまで授業中。
また今度ゆっくり話せるといいな。

如月真斗が一目ぼれしたクラスメートの名前は下田葵。

真「しもさん…か」

勝手に変なあだ名をつけるのであった事を下田葵が知るのはもう少し先の話である。
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