• テキストサイズ

海の男たちに愛される話。

第1章 片思いの彼に好きと言ってみた。



「...もう、覚えてないと少しは悲しいんだからね。」

ここまで言わせておいて
明日なんともなくなってたら
でもそれはそれでいいのかもしれない。
どうせ彼は私をそういうふうに言うだけで
見てはいないだろうから。

「シャンクス...大好き。」

私もシャンクスのぬくもりで眠くなってきた。
でもこれだけは、と言葉をどうにか口にして
そしてシャンクスの頬にキスをした。


「おや、すみ。」



「あーぁ、見ちまったよ。」
「遅ぇぐらいだろ。ったく、大頭も歳上の男が言うもんじゃないとか強がるもんだからなぁ。」
「明日覚えてっかなぁ、大頭。」
「覚えてるだろ。大頭がどれだけ飲んでも記憶は飛ばさねぇの知ってんだろ?
あーやって可愛いふりしてんのもセリアの前だからだぜ?」

私が寝た後そんなことを言われてるのも知らずに
すやすやと夢を見ていた。

そして次の日、


「ん、暑苦しい...。」

身体中がなんだか縛られてるような感覚をおぼえて
目が覚める。

「ふぇっ!?!!」
「お。起きたか?」

どうやら縛られてるのではなかった。
どうして私はシャンクスのベッドでシャンクスと寝てんの?
しかもなんで手を貝殻つなぎしてんの?

「しゃ、シャンクス?これはなに?!」
「なにって、抱き合って手繋いでるんだろ?」
「そ、そうだけど「あ、一つ忘れてたな。」」
「んぐっ!?!」

何が起こってるんだ。
目の前にシャンクスの顔がひろがって、
次には口にあたたかいものがくっついて
さらに中にもあたたかいものが入ってきている。

「シャ、んっクスッ」
「っは、セリアのしたいこと叶ったか?」
「んっ、こ、こんな濃厚なのは想像してなかったわよ!」

そうか?と笑いながらもまたいたるところにキスを落としていく。
昨日までとは甘さが違過ぎて酔ってしまいそうだ。

「でも、夫婦はキスまでじゃおわらねぇぞ。
ま、夫婦じゃなくてもな?」
「へっ、「キスまででいいわけねぇよな?」」

あぁ、このイケおじの色気は胸焼けを起こしそうで
苦しいけど欲してしまう、いわばお酒みたいな人。

「バカシャンクス。」
「お、言うなぁ!」
「好き。」
「っ!あぁ、おれも好きだ。」

甘々だと思ったけど
このあとに昨日言ってたとおり、
ぐでぐでになるまで愛されたのは内緒。

/ 31ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp