第6章 首なしライダー遭遇 Ⅱ
扉に手をかけた私は扉を引いて中に入った。
『ただいまー』
すると、目をウルウルさせてこちらを見てくる同居人、竜ヶ峰帝人くんの姿があった。
帝人「涼ちゃん、どこ行ってたの?チャット終わったのにすぐ帰ってこないから僕、心配してたんだよ。正臣が言ってたカラーギャングとかに拐われたんじゃないかって!」
『そこまで危ないことはやらないよ、今日はたまたま携帯使い過ぎたから充電切れちゃってそれで連絡できなかったの、ごめんね。』
帝人「それはいいけど、そのあとどこに行ったの?」
『えっ、ちょっと夜景見てた・・・』
セルティさんと臨也さんには口止めされてて言えないから嘘つくのが大変だった。