第10章 戦いは期末テストで
「では、発表します。まずは英語から!」
皆は固唾を飲んで先生の発表を待った。
「E組でも1位、学年でも1位。それは、藍奈!100点!」
「「おぉー!!」」
「ちなみに2位は中村莉桜!藍奈さん、あなたはやっぱり得意教科は相変わらずですね!」
私は英語だけは自信がある。かと言ってほかの教科も自信が無い訳では無い。全教科トップは私がいただくと決めたから。
「続いて国語。E組1位、そして学年でも1位、これまた藍奈!99点!」
「「えぇ!?」」
皆はビックリしていたけど当たり前。ここまでは順調ね。
「、やるねぇ。」
「当たり前じゃん?まぁ、まだこれからだけどね。」
私は苦笑いしながらカルマにそう答えた。
「では、続けて返します。E組1位は藍奈さん。学年1位は…浅野学秀!」
私はまさかの1点差で学秀に負けた。だけど2勝1敗!
「次は理科。E組1位は藍奈さん。学年1位は…藍奈!」
ここまで1位を落としたのは一つだけ。まだ、!3勝1敗!
「これは結果待たずしてE組勝ち越し決定!!」
皆はもう興奮状態だけど私はまだ気が抜けなかった。だけど、最後は…学秀に取られた。まさかの二点差で。なんなら、カルマは今回ズタボロのようだった。だが、結局3対2でE組の勝ちとなった。