第6章 突然の転校生②
知っている。それは知っているからその後のことを聞きたい。
「知りたいのはその先だよ、殺せんせー。なんでさっき触手のことで怒ったの?何を思ってここに来たの?」
私も殺せんせーを見ながら答えを待っていたが、それは予想だにしないものだった。
「残念ですが、今それを話したところで無意味です。私が今それを話したところで地球を爆破するならそれはチリになりますからねぇ。」
この一言で私たちは何も言い返せなかった。ままさに正論だったからだ。
そういう事だった。私たちが思ったことはただ1つ。もっと暗殺の能力を高めて私たちがやること。
「では、希望者は放課後訓練を行う。では、早速新設した垂直ロープ走行。はじめ!!」
烏間先生はここで鬼になった。びっくりだけど、私達はついて行く。それだけだ。
「カルマ、いつか、殺せるといいね。うちらの担任!」
「そうだね。その前に烏間先生を何とかしないとね…。」
私たちは苦笑いをしながら放課後は訓練で幕を閉じた。