第4章 修学旅行は山あり谷あり
「捕らえて、吐かせて、殺すわよー!」
そう言って女子のみんなも出ていってしまった。私はゆっくりみんなを追いかけた。
「みーんな、結局暗殺ねぇー。あっ、カルマ!なぎさっちもいたんだ!」
「ほんとだよねー。結局みんな暗殺なんだね。達女子は何話してたの?」
なぎさがそういうのに突っ込んでくるのは珍しかったが、特に言わないという選択もなかったから話した。
「恋バナとかイリーナ先生の過去の話とか?そこに殺せんせーが紛れ込んできたって言うそんな感じ!」
「そうなんだ!じゃあ、僕はみんなの所行ってみるよ!」
「うん!行ってらっしゃいー!」
私とカルマは渚を見送って、男子の大部屋に向かった。
「、こっち。」
私はまだ誰も戻ってない大部屋にカルマと2人で布団に入った。初めてカルマとこんな至近距離で寝るなぁ。体は重ねたことは1回あったけど。
「修学旅行、楽しかったね!」
「、修学旅行が終わっても、このクラスが終わってもずっと一緒にいてくれる?」
カルマは私との将来を見ている目で、私に聞いてきた。
「それは…どういう?」
「もちろん、とこれからもずっと一緒にいたいっていう意味で。」
私は嬉しくて涙が出てきた。
「?なんで泣いてるの?」
「だって、嬉しくて…!もちろんカルマとずっと一緒にいる!だいすきっ!」
そう言って抱きつくと抱き返してきてくれた。やっぱりこの人が大好きだ。そして、2人抱き合って寝た。そのあと、男子みんなにこの光景を見られて驚かれ、からかわれたのは言うまでもない。
そして、修学旅行は幕を閉じた。