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月が欠けた日から…

第27章 あたりまえのことがあたりまえじゃないこと~バレンタイン~


「メリークリスマス!」

「「メリークリスマス!」」

「最高のイブですねー!2月といえばやっぱりクリスマス!」

なんか違うような…と思ったその瞬間今度は祝!あけおめ!に変わっていた。

「あけましておめでとうございます!新年の始まりです!気持ちも新たに勉強に暗殺に邁進しましょう!さて…あとは寝正月です」

なんなんだこの流れは…。というか何なんだこれは…。と思っていたら優月が代弁をしてくれた。

「要するにやり逃した年末年始の美味しいイベントを2月だけど一気に回収しちゃいたいってこと?」

「あー!その通り!!一度きりの冬休みなのに誰も遊びに来てくれず、先生のことで真剣に悩んだり頑張ってくれてた訳ですからこっちから遊びにも誘いづらいし…」

とまぁ、先生はそれでしくしくと泣き始めなんかこっちが申し訳ない気持ちになった…。

「俺らがめっさブルーな時にふざけた悩みを…」

「みなさんが悩みをぬけた今だからこそ!失った冬休みを一気に取り戻すのでーす!」

私たちはあははと苦笑いをしながらとりあえず今は先生が用意してくれた料理を食べることにした。だけどもう2月か…。もうあと一ヶ月後に卒業式。進路はみんな色んな方向へ向かってるんだ。
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