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月が欠けた日から…

第24章 《番外編》クリスマスと誕生日


そうして食べ終わったご飯の後にケーキも食べすっかりクリスマス気分に浸っていた。

「じゃあそろそろ戻ろうか。2人の邪魔はさせたくないしね。」

「そうね。あとは2人でゆっくりしてね!」

そう言ってカルマのお父さんとお母さんは帰ろうとしていた。だけど私はせっかくのクリスマスだと思って2人を引止めた。

「あの、私から提案するのはあれですけど良かったら1日家でゆっくりしていきませんか?あの、ほんとに邪魔とか思ってないので!私もゆっくりお話したいですし!」

そういうと少しびっくりされていたがなんなく了承してくれた。

「ちゃんが大丈夫だというなら遠慮なくゆっくりさせてもらおうかな。」

「気使わせちゃってごめんなさいね。じゃあ、甘えさせてもらおうかな」

私はそれで少しほっとした。時間はもう23時半を周り、クリスマスはあともう少しで終わりを告げようとしていた。なんだか少し寂しくも思いながら幸せな一日となった。こんな幸せな日が続くといいな。そう思いながら一日の幕をとじ、これもまた1年の大切な思い出となった。







そうして終わった冬休み。私たちは三学期を迎え、本格的に進路へと視野を広げた。
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