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月が欠けた日から…

第3章 中間テストは波乱の予感


中間テスト、1日目。1時間目は数学。

用紙を裏返せばサラッと解ける問題がずらりと最低でも50問ほど、応用で25問ほどだった。あとはいつも通りで行けそうだった。

「みんな少し手間どってるみたいね。まぁ、少しサボっててもこれならよゆーか。」

私は独り言でそんなことを喋りながらみんなの様子を見ていた。みんなそろそろ本気出してきたようだ。

「じゃ、うちもやりますか。」

カルマくんも私と同じ様子だった。みんなはどデカい化け物の攻略法を見つけ解けているようだったが、最後の問題のどデカいものでみんな踏み潰されていた。私は普通に生きのびた。

校舎に戻った時、みんなは絶望というような顔でいっぱいだった。

「まさか、範囲外が出るとはねぇ。まぁ、うちはよゆーだったけど。」

「同じく俺も。先生が余計なところまで教えてくれたからね。」

先生陣も特に殺せんせーは相当応えたようだった。

「うちは学鳳さんに教わったし!」

そんな話をしていたら、カルマくんは殺せんせーに暗殺をしかけていた。

「にゅや!?カルマくん!先生は今落ち込んでっ…!?」

「カルマくん…。なんで今暗殺…」

私は呆れながらカルマくんのところに行き、テストも一緒に持っていった。

「顔向け出来ないんじゃ、うちら2人がかりでやりに行くけど?」

そう言いながら私たちは顔を見合せてテストを先生にみせた。

「俺ら2人、範囲外でも関係ないんだけど。ね?!」
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