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月が欠けた日から…

第2章 特別強化学習


その疲れた様子をみんなで見ながら、色々話をしていた。

「さすがに相当疲れたみたいだね…」

「今なら殺れるかな?」

りおは全くこんな状況でも暗殺のことを考えていた。

「りお、今やると殺せんせーが大変なことになりかねないかと…」

へへっと笑いながら岡島くんも呆れた様子だった。

「なんでここまで先生をするのかねぇ〜。」

そういった岡島くんに殺せんせーは全ては私たちの点数をあげるためだと主張した。そこまでしてほんとに何をしたいんだか…。そう思ったが、先生はただ単に美人と暗殺を免れようとしていた。

色々会話をしていたらいつの間にかグラウンドに集められていた。

「カルマくん、これ何するんだろうね?」

「なんか、嫌な予感しかないから俺のそばにいてね。」

カルマくんもすこし顔が強ばっていた。殺せんせーは烏間先生とイリーナ先生もよんでいた。嫌な予感がするのはカルマくんだけじゃない。みんなだ。

「イリーナ先生、あなたが暗殺プランを立てる時用意するプランは一つだけですか?」

なんか、始まった。だけど私はカルマくんに抱きしめられた腕の中で様子を見ることが出来なかったから体をカルマくんに任せてぼーっとしていた。

「第2の刃を持たざる者は暗殺者の資格無し!」

「っ…え?」

私は少し顔をあげようとしたがカルマくんにもっと抱き寄せられた。

「、ちょっと強い風吹くから気をつけて。」

そう言われたが、チラッと前を見たら竜巻のような強風を殺せんせーが起こしていた。その瞬間吹き飛ばされそうなくらいの風が体をうちつけた。だが、それは少ししたら収まった。

話を聞いていれば明日の中間で50位以内…ね。うちとカルマくんなら大丈夫だけど、そう簡単に行くもんかね。そう思いながら一日の幕は閉じた。

「今日のあれ、うちらはいいとしてほかのみんな大丈夫かね?」

「さあ?まぁ、俺ら2人でトップとろ?」

私はカルマくんと一緒に帰りながらそんな話をしていた。いよいよ明日。決戦の日だ。

「うんっ!」

「そういや、今日は白、なんだね?」

カルマくんはニヤニヤしながら私を見ていた。この顔から察するに…。

「まさか!?あの風の中、スカートのなか見たね!?」

こういう所あるけど、でもカルマくんが大好きだ。始業のベルは明日もなる。
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