第15章 コードネームの時間
「私もこの名前気に入ってるよ!まぁ、親の名前が蘭堂に朱里杏っつー、まさしくキラキラすぎてるからかも?」
「名前なら私も不満があります!」
と、ここで殺せんせーも乱入し、名前についての不満を語り出した。殺せんせーはこの名前で呼んでくれないふたりがいるらしく(イリーナ先生と烏間先生)それだからこそ不満だそうで。
「なら、いっそのことコードネームで呼んでみるのはどうかな?ほら!南の島で殺し屋たちは名前隠して呼びあってたじゃん?」
というわけで、今日一日はコードネームで呼び合うこととなった。みんなの名前をコードネームで書いて先生がくじで書いたものを呼び合うこととなった。
「えー、私どうなるんだろ?」
私は28人の名前を考えるのに必死だった。そして、体育の訓練の時、コードネームが明らかになるようだった。
私は中二半と一緒に退路を塞ぎ、今何とか烏間先生を追い詰めている。
「プリンセスマドンナ!そっちで撃てる!?」
「り、了解!任せて、凛として説教!」
そうして呼ばれた私のコードネームはプリンセスマドンナ。かわいいようで、なんかバカにされてるような…。だけど今はそんなことかん変えている暇はなかった。
「こっち失敗!ギャルゲーの主人公、頼んだ!」
そう伝え、あとを任せたがギャルゲーの主人公も失敗。なれば、あと一人!
「だから、最後は俺じゃない。ジャスティス!」
そうして終わった今日の体育はなんとか烏間先生の射程範囲を撃ち抜き、ギリギリで終わった。