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月が欠けた日から…

第14章 二学期の始まり


「なにやってんの?」

「ちょっと、地上のもつれが…」

なぎさっちの隣を見てみるとカルマも登校して来ていたようだった。

「あ、カルマおはよー!」

「、おはよーって、朝早かったんだ?」

「まぁ、ちょっとね、イトナくんのラジコン見たくて!」

女子と男子の地上のもつれを隅から3人で覗いているとイトナくんがこっちへ向かってきていた。

「カルマ、俺は今日サボる。いい場所を教えろ。」

「ふーん、話せるじゃん。いいよ。」

「もくる?俺らのサボり場所に新メンバー加わるみたいだけど。」

「私も行こうかな!」

なぎさっちにまた後でねと言い残し、なぎさっちは快く送り出してくれた。途中、誰かさんからの悲痛の叫び声が聞こえたが。そうして今日一日は私とカルマ、イトナくんでサボり倒した1日だった。

次の日は平和な一日…になる訳でもなく…

「でさー?昨日磯貝くんと帰ったんだけど…」

「、一旦ストップ、あっち、なんか楽しそうな会話してるみたいだよ?」

カルマにそう言われなんだなんだと思いみんなが集まったかと思えば、名前の話のようだった。

「みんなヘンテコな名前付けられて苦労してるねぇー。」

みんななにか言いたそうな顔でこっちを見ていた。

「ん?あぁ、俺はこの名前気に入ってるよ。たまたま親のへんてこセンスが子供にも遺伝したんだろうねぇ。」
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