第13章 アオハルはリゾート地で
「恋愛?とんでもない、アイツが世界クラスの堅物だから珍しかっただけよ!それでムキになって本気にさせようとしている間に、そのうちこっちが…」
話しているイリーナ先生の声はどんどん小さくなりしまいには顔を赤らめて話すもんだから女子の私でも可愛いと思ってしまった。
「よし!俺たちに任せろって!2人のためにセッティングしてやんぜ!」
「ってことでまずはその服をー」
なんかみんなすっかりイリーナ先生の色恋沙汰に夢中になっているようだった。なんなら、カルマなんて少し話を聞いただけでどっか行っちゃったし…。私もどっか行こうとしたその時だった。
「ー!結構オシャレで大人しい服持ってきてたよね?びっち先生に貸してくれないー?」
「あ、うん、いいけどちょうど着替え用に持ってるこれとかは?」
そう言って差し出し、イリーナ先生が着替えたのを見てみれば…
「おぉ!も胸がでかいからかちょうどピッタリ!ナイス!」
「あんな服をも来ていたかと思うと…」
そんな目線が岡島くんやほかの男子から向けられ小っ恥ずかしくなって、どうしたらいいのか分からなかった。
「この際乳はどうでもいい!2人の人間同士の相性が大切よ!」
かえではすごく納得していた。ま、まぁ、イリーナ先生のためになったんなら良かったのかな?