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記憶が亡くなる前に

第14章 再会してしまった


割れた衝撃で暴風が吹き荒れる。
その風のせいで、被っていた帽子が飛ばされた。

「あ…!」

「大丈夫か!?」

ルフィの言葉に頷きつつまとめてし舞い込んでいた髪がなびくのを手で抑えた。

「…お前どこかで?」

ローがその顔を見て唖然とした。

(しまった…!顔を見られた…)

シオンはパッと顔を逸らす。

「気のせいだろ。」

ハハハと笑おうとしたが何度目かの頭痛に顔を歪めた。
気を失うくらいの頭痛ではなかったがそれでも頭を抱えてないと辛かった。

「どうした?なんか苦しそうだぞ。」

ルフィが心配そうにシオンを見る。

「平気…。」

「そうか?」

「うん。平気…」

しばらくすると頭痛も収まった。
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