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記憶が亡くなる前に

第14章 再会してしまった


数分前

王宮に戻ったトレーボルはニタニタと笑いながらドフラミンゴに近づいた。

「んね〜んね〜ドフィ?
昔話しない?」

ドフラミンゴはトレーボルが何を言いたいのか察したらしくニタリを舌を出して笑った。

「あぁ、ちょうど俺もその“昔話”がしたかったところだ。まさかローとは別に“あいつ"が生きていたなんてな。」

「ドフィは気づいてたの?」

「ちょっとな。2年前の頂上戦争の時に、最初は他人の空似かと思ったが。
グリーンビットで確信したよ。」

ベビー5がキョトンとした。

「まさか、シオンが生きていたの!?」

「あぁ、なぜ俺たちは一瞬あいつの存在を思い出した?
タイミングがおかしいとは思わねぇか?
シュガーがやられた時にだ。」

「…!?」

ベビー5は驚き咥えてたタバコが落ちた。

「ローは目的があったが、シオンは?
あいつはたまたまこの件に連れてこられたイッショウの部下か?」

「…だが、若?
あいつは記憶が1部抜け落ちるような強い副作用がある薬を、昔に飲んでいなかったか?10年後のG!」

ラオGがポーズを決める。

「さぁな。」

ドフラミンゴはニタニタと笑うだけだった。
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