• テキストサイズ

記憶が亡くなる前に

第13章 自分にしか出来ないこと


慣れない炎のコントロールに苦戦しつつ、サボは手袋をはめながらシオンに尋ねた。

「君はこれからどうするんだ?」

「私?…それは。」

ドフラミンゴを討つ。
ただそれだけ。
シオンは表情を変えて、サボたちを見る。

「…あなた達のことは全てが終わってから考えます。
私は…私のやるべき事を遂行するので。」

それだけを言うと地下貿易港を出ていった。
トレーボルに自分の存在がバレたということ。
そもそも、ドフラミンゴは自分に気づいてる可能性があること。
それを考慮しても今、その場に留まるのは危険だと感じた。


外に出ると、怒れる国民達がドフラミンゴへ反逆の意思表示をしていた。

「一体…どうなっているの…
この国で何が起きているの。」

シオンは辺りを見回す。
動物たちも混乱して暴れ回り、パニックそのもの。

「お子さんと女性は安全な方へ。」

「こちらに避難してください!」

そこへ一般市民を守ろうと、海兵たちも奮闘していた。
イッショウの指示ではないかとシオンは考えた。
/ 95ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp