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記憶が亡くなる前に

第13章 自分にしか出来ないこと


海兵と一緒になって町の人を避難させてた少しあとの事だった。
王宮から太いロープのような糸が王国を包んだ。本能からかものすごく嫌な予感がする。
ドフラミンゴの能力なのは間違いない。でも、それがなんなのかシオンには分からない。

「なに…あれ…」

#NAME1を#含めたその場の全員が空を見上げ唖然とする。
突然、王国中にドフラミンゴの声が響いた。
ドフラミンゴが話す内容はドレスローザ前国王とその一族と麦わらの一味。革命軍サボ。そしてトラファルガー・ローに懸賞金をかけたとのこと。

『さらに最も俺を怒らせた男がいる。
お前らをこんな残酷なゲームに追い込んだ全ての元凶…
こいつを仕留めたやつには…』

5億ベリーだとウソップの写真が出された。
その言葉にシオンは吐き気がする。

(あの悪魔…どこまでも人のことを…!)

シオンは怒りに震えた。

カランコロンと音を立ててとある人物がシオンに近づいてきた。

「イッショウさん…!あれは…」

「まだ早まってはいけませんよ…。
これから、もっと混乱が起きます。
市民の皆様方をもう少し安全な場所へお願いします。」

「……はい。」

シオンは敬礼してから走り出す。
機会を窺いながら。
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