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記憶が亡くなる前に

第13章 自分にしか出来ないこと


シュガーは水の音でしまったと感じた。

「トレーボル…今のおもちゃと契約するの忘れた…!」

「ん?おもちゃ?そんなのいたっけ?」

トレーボルがキョトンとした。
今、全世界の人からシオンの存在がなかったことになってしまった。

息が出来てるのか出来てないのか分からないが必死に手足を動かして前へと進む。

(バレたからには逃げなきゃ…!どこか遠くに…!)



その頃
ちょうど、シオンが水に落ちたその数秒後。
トンタッタ族という小人達が地下交易上に到着していた。そこにはウソップとロビンも一緒にいた。

ロビンもウソップとトンタッタ族はシュガーを気絶させようと、タタババスコを食べさせるために戦い始めた。

しかし、相手は強敵。

ロビンはシュガーの能力でおもちゃにされてしまい、トンタッタ族もトレーボルの強さには敵わない。


奴隷のおもちゃ達は彼らの戦いを見守ることしか出来なかった。



なんとか船の陰に隠れながらも海面にシオンは上がってきた。

(何か出来ること…この体でやれることは…)

シオンは状況を確認するために辺りを見回した。
そこには先程、自分を捕らえていたベタベタする粘液に捕まり今にも気絶しそうな長鼻の少年とシュガーが対峙していた。
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