第12章 命懸けの単独行動
イッショウは少し考えてから口を開いた。
「……何かあったらすぐ連絡をしなさい。」
それだけを伝え、イッショウは作戦や状況を探りにどこかへ歩き出した。
シオンはイッショウに敬礼をしてからコロシアムへと向かった。
午後▽時頃
イッショウさんと離れ、私は単独行動することにした。
1人で動くことは慣れているはずなのに、ドフラミンゴの王国で1人というのは心細い。
でも、コラさんの仇を討つためにここまで来た。
今更怯えてはいけない。
コロシアムに何かがあるのは確かな気がする。
私はまずそれを確かめてから動こうと思った。
他の仲間もそこにいるはず。
手帳に文字を記入し終わるとコロシアムへと走り出した。