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記憶が亡くなる前に

第11章 グリーンビット


一触即発とはまさにいまのことをいうのだろうとシオンは思った。
3人はお互いを睨み合っている。海兵たちは固唾を飲んで見守っていた。
そこへなんだか騒がしい船がやってくる。
なんだなんだと海兵らがどよめき、その中の一人がその船がなんなのか分かると叫び出した。

「あの船は麦わらの一味の船です!こちらに向かってます。」

(麦わらの一味?ほんとにローは同盟を組んだの?
なんのために?)

考えても分からない。

ドフラミンゴはニタリと笑ってから飛び立った。
向かうは麦わらの船。

「なんでアイツらが!作戦はどうなってる。」

ローは舌打ちをして追いかけようとしたが、藤虎に阻まれた。
ドフラミンゴがものすごいスピードで麦わらの船に近づいていく。
ドフラミンゴとは反対から誰かが向かってくるのが見えた。

「あれは黒足のサンジじゃないか?」

よく目を凝らすと確かにぐるりとした眉や金髪。
まさしく手配書で見た黒足のサンジだった。
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