第6章 米花町
「そういえばお姉さん名前は?あゆみは吉田歩美」
カチューシャを髪にかけた可愛らしい少女がそう言った
「俺は小嶋元太!博士んんちいったら鰻重食えっかな」
その言葉通り体型にふさわしいいい身体付きをしている。
「元太くん!あくまでもお姉さんの治療のために行くんですからね!僕の名前は円谷光彦です!」
そばかすの少年が元太くんにツッコミをいれた。
「あたしは灰原哀」どこか大人びた女性のような少女だった。 「僕は江戸川コナンところでお姉さんの名前は?」
メガネをかけた少年が尋ねてきた。
「私は成瀬よ、よろしくね。」
その言葉にコナンは驚いたが成瀬と言う苗字は沢山いるし確信がなかった。
「ところで博士ってどんな人?」
「開発好きなただのメタボリック気味のおじさんよ。」
と灰原はさらりと返した。その返答にコナンは
「おいおい、、」と苦笑いを見せた。一通り自己紹介が終わると同時に博士の家に着いた。ピンポーン、チャイムを鳴らした。しかし相手は一向に出てこず。
「あれ?博士留守ですかね?」
いくら待っても博士という人は出てこず、すると向こうの家の玄関から人が出てきた
「おや?確か今日は博士は友人たちとカラオケ大会に行っているはずなのでは?」
と首までハイネックをし、切長の目を持ったメガネの男性が顎に手を添えながら向かってきた。
「えーそうなのかよ灰原」
「そういえばそう言ってたかしらでもなんであなたがここに?まるであたしたちを待っていような「あー!」
元太が思い出したかのように叫んだ
「そういえば今日仮面ヤイバースペシャルだった悪いけど俺帰る!」その言葉に釣られてか
「そうでした!じゃあコナンくん灰原さん後お願いします!成瀬さんもすいませんお大事に」
「あゆみも夕方になったし帰らなきゃお姉さんごめんね」
次々と帰っていた。
「おい、お前ら!たくっ」
「じゃああたしはあの子たちが心配だし途中まで送っていくわ。あと頼んだわね」
男性から逃げるように灰原はその場を後にした。