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呪術廻戦 〜生きた証 後編 〜

第6章 好きな人。



ニカッと人懐っこい笑顔で平然と話す悠仁を前に、心穏やかでは無い人物が1人…

恵の表情は曇り、眉間には深いシワが刻まれている。



そしてこの何とも微妙な空気を破ったのは、


「ちょちょちょっとーーーー‼︎‼︎あんた何公開告白しちゃってんの⁈⁈一体どーゆー神経しちゃってんのよ⁇⁇
ちゃん困ってるでしょーがぁーー‼︎」


赤い顔で俯く私を指差しながら、野薔薇ちゃんが悠仁君の胸ぐらを掴み、揺すっている。


「えぇーー⁈俺素直に質問に答えただけじゃんっ⁉︎
オェッ!タ、、タスケテ、、パンダ先輩、、!」


「まぁ〜驚いたが馬鹿正直に答える所が悠仁らしいなっ?」

「しゃけしゃけ。」

「つーか恵、何だよ1人だけ怖ー顔して。」


何か思い詰めたような表情をしていた恵君が静かに口を開いた。


「・・・さんと乙骨先輩てどういう関係なんスか?」


『え、、、?』


わちゃわちゃしていた場の空気が一瞬で静まりかえった。


ーーー何で、、憂太君の名前が、、、、


固まった私を見て悠仁君が首を捻る。

「乙骨先輩って確か海外に行ってる2年生だよね?・・・えっ?さん付き合ってんのっ⁈⁈」



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