第12章 ★ お披露目 * 夢主視点 ★ ③ ★
あぁそうだ
「入っちゃいけない部屋とかあったら教えてよ。ってか説明するって言ってた荷物説明しようか?お兄さんがすることなくて暇ならだけど」
私はベッドの上で胡座をかいたらローが変な顔してた
そして立ち上がって棚を漁った
何やってるんだろうって思って見てたら服が投げられた
私の顔面に
「うべっ。もうまたー!投げないでって言ったのに!」
ロー)「うるせぇし言われてねぇ。さっさと着ろ」
「あれー?言わなかったかなー?」
言った気がするんだけどなー
ってかこの服どうするんだろう
貰っちゃダメかな?
そんな事を思いながら服を脱いだら
ロー)「…お前、背中の傷まだ痛むか?」
「え?背中?あぁ。最初の怪我か」
普通に忘れてた
「痛いかって言われたら痛いけど。あっちではこれが普通だったって言うか。怪我があっても任務が入ったら行かないといけなかったからねぇ。まぁ、あっちには医療忍術が使える人達がいたからさー」
そう
あっちには医療忍術使いがいたのだ
リンがいた時はリンが治してくれてたけど
いなくなってから誰に言えばいいか
リン以外の他の人に言いたくなくて
痛いの我慢して薬とかにも頼ったりしたけど
だんだん効かなくなっていって
結局我慢する事になっての繰り返しだった
私も覚えればよかったわ
少しなら何とか…なる…かな
ロー)「…そのまま待ってろ。痛み止めを塗ってやる」
「え、優し。」
ロー)「…」
だってー
あっちでも塗ってくれる人なんていなかったし
ってか頼めなかったし
ってか塗り薬の存在を忘れてた
あの薬草みたいな感じかな?
ってか塗り薬ならカカシとかに頼めば良かったんじゃね?
まぁもう遅いけど
ってかそのままって言われたけど
すぐ戻ってくるよね?
なんだかこの部屋?ってかこの布団?
ローの匂いかな?
安心するわ
ここならすぐ寝れそう
ちょっと横になっていいかな
さっき駄目って言われたけど
ごめんね、お兄さん