第12章 ★ お披露目 ＊ 夢主視点 ★ ③ ★

このお兄さんなんだかんだ優しい

さっきも可愛かったし

なかなか気に入った



あ、お兄さんじゃなかったね




ローが部屋とか言うから『いらない』って断った


だっていらないしー
私は外で空を見ていたいしー
外の方がチャクラ溜まるしー




ロー）「潜水してる時は？」



この船潜水するんだって

すごいよね！

そんな船初めてだなー！


どこでもいいんだけどなー
食堂とかでもーって思ってたら私は視線を下に向けた


あ、あるじゃん



「ここでいい」



めっちゃいい笑顔で言えたのだろう

「馬鹿か！」って速攻怒られた



「えーいいじゃん。広いし！減るもんじゃないし！」

ロー）「俺が嫌だ」

「なんで？」

ロー）「なんでって…」

「いいじゃん。別にー！一緒に寝ようとは言ってないじゃん！」

ロー）「は？」

「お兄さんが寝てる時はどっか行くよ。お兄さんが寝てない時に寝かしてって言ってるの！」

ロー）「…嫌だ」

「ケチだなー」



まじでケチだな


…え、女の人が苦手とかじゃないよね？

医務室とかここでも女の私と2人になっても普通そうだったし


モテそうなのに…まさかの経験なし、とか？

え？それならやばい
ニヤニヤしてまう



「分かった。お兄さん恥ずかしいんでしょ？」

ロー）「は？」

「私と寝るの想像して恥ずかしいんでしょー？やらしー」




そう言ったらめっちゃ睨まれた


今まで1番やばい顔だった




「ふふっ。冗談だって」




その顔が面白すぎて笑ってしまった










このお兄さん本当に面白い










「まぁその時はどっかに行くよ。…人がいたら寝れないのは私も一緒だからね」







まぁいてもいなくても寝れないんだけど