第12章 ★ お披露目 ＊ 夢主視点 ★ ③ ★

そして10分もしない間にローが戻って来た




近付いて来る気配がした

そりゃそうだ

ってか寝てるって思われてるかな？




ロー）「寝てるのか？」

「…いや、起きた」

ロー）「寝てろ。その間に塗っとく」

「え、そのまままじで寝てまいますよ？お兄さん」

ロー）「だからいいって言ってんだろ」

「え？本当に？」




いいの？


ここめっちゃ寝れる気がするんだけど



私は体を起こしてローを見た



やっぱり…優しい





ロー）「あぁ。この薬飲んで少し寝ろ。」

「…ありがとう」

ロー）「…何の薬か確認しないのか？」

「え？あー。まぁその辺はねぇ」

ロー）「？」




私眠いんだろうなー

ちょっと横になった目を閉じただけなのに





今なら変な事言ってしまいそうなのに…











口が止まらない











「ちょっとつまらない話聞いてくれる？」











私、何言ってるんだろう


まじで



そんな話…聞きたくないでしょうに









あんなに《忍者》で喜んでくれたのに








私は…










「ごめんね、変な話して」

ロー）「…お前は」

「ん？」







黙って聞いてたローに顔を向けた







ロー）「お前は裏の人間⋯だったのか？」










あぁ




そっか⋯そうだよね、








「…最初は表だったんだよ。…」





































こんな話を聞いて





この人は⋯どう思うんだろう


























嫌いに、なるかな































やっぱり⋯仲間にしないとか、言われるかな















それは、少し⋯寂しい⋯なぁ…















ローは黙って聞いていた








「…幻滅した？」

ロー）「…」








「…私が、思ってた様な忍者じゃなくて、幻滅した？」