第4章 ★ 初めまして * 夢主視点 ★ ③ ★
ロー)「…お前は…ちょっと目を離したら何やってやがる。数分も大人しく出来ないのか?縛られてぇのか」
「いやー船の中って初めてだからさー。それにこの薬みたいなのが気になって」
ロー)「は?それがか?舐めたのか?」
「え、舐めたけど…これ何の薬なの?」
ロー)「…書いてあるだろうが」
「あー読めなくてさー」
ロー)「は?読めない?」
「えへっ。暇なら文字教えてくんない?」
ロー)「…お前、まじで何者なんだ」
「それは私が聞きたいかなー」
笑って言えばお兄さんは舌打ちしてまたどっかに行った
私は薬を戻してベットに戻った
内心ヒヤヒヤした
良かった、殺されなくて
いや、お兄さん心臓持ってなかったけどさ!
え、私の心臓隠しに行ったのかな?
あのタイミングで?
謎すぎる…
ってか私の荷物と服よー
どこにあるんだよー
せめて服欲しいなー
寒いんだけど…
あ、因みに今の格好は下着な
いや下着って言っても、包帯でぐるぐる巻きにされてるから
さらしみたいになってるんだけど
いやお腹まで包帯だらけだからミイラかな
多分私の下着…切られて使えなくなったかな?
まぁパンツは無事だからいいや
私はそんな事を考えながら自分の体をペタペタと触った
肩から腰に掛けて結構やったなー
そりゃ痛いわ
他にも腕や足、手や頭にも包帯が所々巻いてある
顔にもなんか貼ってある
包帯だらけ
まじでミイラだな
こんな大怪我も久しぶりだな
ってかまじであのお兄さんがやってくれたのかな
申し訳ないな
いや、有難いのか