第16章 ★ 手合わせ * 夢主視点 ★ ③ ★
ローは私の体を支えてくれた
立つのも辛かったから有難い
文句言おうと思ったけどこれでチャラにしてやる
そんな事を考えていた時
4人が駆け寄ってきた
ベポ)「アヤ!大丈夫?!ごめんね!」
「いやいや、驚いたけど大丈夫だよー。私もベポに結構やっちゃったけど大丈夫だった?」
ベポ)「俺は平気!大丈夫!」
シャチ)「アヤって凄かったんだな!いや!凄いのは分かってたけど強かったんだな!」
「シャチは今度ボコボコにしごいてあげるよ」
シャチ)「なんでだよ!」
「なんかムカつくからだよ」
シャチ)「理不尽!」
ペンギン)「アヤ!今度俺に体術を教えてくれ!」
「それよりペンギン、さっきの何狙ってるのか分かりやすすぎね。隠すならもっと上手くやらないと」
ペンギン)「あ、あぁ」
「今度教えてあげるよ。目の動きとか体の動かし方とか」
イッカク)「はいはい!私にもなんか教えてよ!護身術的な」
「あぁ、護身術かー。まぁそれなりに役に立つ護身術教えてあげるよ。時間稼ぎぐらいにしかならないけど…女の子が体に傷作ったら大変だもんね。駄目だよ?怪我したら⋯それよりさっき投げ飛ばしたの大丈夫?痛くないように投げたけど大丈夫だった?」
イッカク)「…アヤって男前だわ。惚れそう」
「私、男の子より女の子にチヤホヤされたい」
シャチ)「分かるー!」
ペンギン)「シャチは意味違うだろ」
「女の子っていいよね?女の子は柔らかいから♡」
シャチ)「え?お前、まさかそっちの人?」
ペンギン)「え?!そうなのか?!」
シャチ)「やばい。鼻血出そう」
イッカク)「アヤになら抱かれてもいいわー」
「女の子って抱き心地最高だよね♡」
シャチ)「ぶー!」
ベポ)「うわー!シャチが!鼻血がー!」
ロー)「そのまま海に捨てとけ」
ペンギン)「それは流石に酷いですキャプテン」
「早く戻ろう!色々反省しないと!」
イッカク)「反省?」
「え?だってチームワークの練習の修行だったんだよ?本当は!皆忘れてない?!」
ロー)「お前は先に手当だ」
「うぃ」
私達は甲板で話していたけど
背中痛すぎてローに医務室まで運んで貰った