第14章 ★ 手合わせ * 夢主視点 ★ ① ★
「なんなら私VSあなた達でやってみる?」
ロー)「ほぅ。それは楽しそうだな」
私の言葉に反応したのはローだった
ローだけじゃなく皆に反応してもらおう!
「ね!楽しそう!皆の力量も分かるし私は忍術使わないから!使ったら即負けでいいよ。私が負けたらこの船から降りない」
「「「「え?」」」」
ふふっ。皆が反応してくれた
私は口元の緩みを隠すように手で抑えた
「この世界で生きて行くなら仲間にしてくれるって言ってたし、仲間になっていいんだよね?」
私はローを見ながら言った
ローには口元の緩みが見えてたのかもしれない
ローも私を見てニヤリと笑ってた
ロー)「お前ら負けるなよ」
「「「「アイアイキャプテン!」」」」
「必死か」
笑えてしまった
でも久しぶりの手合わせ、これはなかなか楽しそうだ!
そうと決まれば準備しなくては!
「ルールとかは後で決めよ!速く甲板に行こ!あ、因みにあなた達が負けたらローの今日の晩飯抜きね」
「「「「はー?!」」」」
ロー)「ちょっと待て。なんで俺なんだ」
ローの眉間に皺を寄る
「その方が皆、本気になるでしょ?」
今度は私がニヤリと笑って見せた
ロー)「…」
「私が勝っても恨まないでね♡ローのご飯は私が責任もってちゃーんと食べるからね♡」
更に笑ってローを挑発すれば睨まれて
そのままの顔で4人に顔を向けた
皆の顔が凍りついてる
ロー)「お前ら。絶対に負けるなよ」
「「「「ア、アイアイキャプテン」」」」
「ふふっ」
そう言って皆で向かった甲板
「気持ち的にはちょっと広いかなって気もするけどまぁいいや!私ワクワクしてきたよ!鈴はないから…あ、ロー帽子貸してくれない?」
ロー)「は?」
甲板に着いて鈴の代わりをどうしようか考えていたら横に立つローの帽子が目に付いた
「だって鈴ないし、ローの帽子を私から取れたら皆の勝ち!取れなかったら…この帽子頂戴♡」
ロー)「…お前には服をあげただろうが」
「え?私へのご褒美は?」
ロー)「…まぁいい。分かった」
「皆が勝てばいいんだよ♡」
ロー)「確かに。お前ら絶対勝てよ」
「「「「ア、アイアイキャプテン」」」」
「必死かて」