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いろいろ詰め合わせ(短編)

第6章 新しい恋(二口堅治)


二口side


放課後


帰りの会が終わると同時に、菊川の手を引いて、誰もいない教室に入る




「二口、くん、?」


少し息が上がって、ちょっとだけエロく見えた菊川に少し動揺するもすぐに切り替える



「おれ、菊川のこと好きだ」


「え、!?」


予想もしてなかったのか、言葉を聞いて過去一番の驚いた顔をする



「俺自身も、正直驚いてて、、まさか自分がフラれてすぐに誰かを好きになるなんて、、

でも、菊川と話してくうちに、いつのまにか惹かれてた

あの時、勇気を出して言おうとしてくれてありがとな


でも、俺から言うから、、」


うんうん、と泣きながら話を聞く菊川




(かわいいな、、)




「好きだ、付き合ってくれ」




その言葉を言った途端、菊川はさらに泣き始め、俺に飛びついてきた



「ゆ、夢みたいぃぃ、、、」



「夢なんかじゃねぇよ?」



大泣きして言葉を発せず、うんうんとひたすら頷き俺の胸に顔を埋める



抱きしめる形で、頭をポンポン、とすると、ギュっと抱きついてくる菊川



「、、堅治、すき、、」


いきなり下の名前で呼ばれ、好きと言われ、ぎゅっと胸が締め付けられる


「かわいすぎだろ、、」


思わず言葉を漏らし、彼女の顔を両手で包み込んであげる

そしてそのまま


ちゅ、


と唇にキスを落とした


目を一瞬見開き、すぐ目を逸らし、ぎゅっと下唇を噛んで、目線を俺に戻し、、


「、ずるい、、」



また、ぎゅっと胸を締め付けられた俺



「香澄がな、、」



ちゅ、、ちゅ、と唇にキスを落としていく

それは段々と熱を帯び、深くなっていった


「、口、開けろよ、」


そういって、小さく開いたすきまに舌をねじ込む


「、んっ、!、、ッ、んぅ、、」


少し苦しそうになってきた彼女



(、とまんねぇな、、)




段々と自分が麻痺していくのがわかる




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