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いろいろ詰め合わせ(短編)

第6章 新しい恋(二口堅治)


香澄side


バスの中で二口くんの部活の話を聞いた
面白い一年生が入った学校があったり、背の高いセッターが入ったり、色々なことを知ることができた



(ここ2日間に、二口くんがたくさんすぎて、、幸しかない、)



今まで見てるだけの人と、からかいあうくらいに仲良くなれたことに大きな喜びを感じていると


「もうそろそろ着くからなー、寝てる人起こして、降りる準備しとけよー」


と担任の声


「おい、ちゃんと聞いてたかよ、ぶす、着くってよ」

「聞いてたから、!ちゃんと!」

ククク、と笑い、カバンを上の荷物を置くところからリュックをとる二口くん



(ふ、ふ、腹筋、!!!)



服の裾からチラ見えするお腹、、
あまりの尊さに心の中で拝み、前の席で寝てる葉月と理沙を起こす



「おい、菊川、ほらよ」


と私のリュックも取ってくれて、優しい一面もある


「あ、!ありがと〜!」


(はぁ、、ほんとに好きすぎる、、)



心がキューっとなるのを抑え、まだ寝ぼけてる2人を完全に起こしかかった



・・・




バーベキューの買い出し場所についた私たちは、班ごとに集まってカートの中にメモに書いてある食材を探す



「じゃあ、俺たち男子で肉と野菜見てくるわ
女子でお菓子見てきてもらっていい?」


と優しさ溢れる言葉をかけてくれる中田くん



「飲みもんと女子で頼むわ、探してきて」


とやっぱりあんまり優しくない二口くん


カートを静かに押す青根くん



「えー、わかったー、香澄、理沙いこ〜」


とまだ少し眠そうにしながらもお菓子コーナーへ向かう葉月


「うん、いこいこ〜」


理沙の手を引いて、葉月の後ろをついていく





しばらく歩いて、男子が見えなくなったあと


「てかてかてかてか!!二口くんとちょー!良い感じじゃん!」

「私も思ったー!なになに何があったの!?」


目をキラキラさせて、期待の表情で聞いてくる2人



「いや、ほんとに、もうやばいよ、!」



そう言って、お菓子を探しながら恋バナをしまくった




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