第1章 素直になれば(宮侑)
侑side
「ちょっと侑!待って!ねえ!」
(騒がしいなぁ、、)
「うっさいねん、黙っとき」
ドサッ
投げるようにベッドに、香澄をおろし、いきなり組み敷く
「いや!やめてよ!なぁあつむ!」
抵抗は全力でしているが、やはり力には勝てず
片手を抑えられ、もう片方の手でボタンを外されて、
シャツをまくられ、ブラが丸見えにまでした
ブラに手をかけ、外されそうになったとき、
パチンっ!
思い切り、平手打ちをかまされた
「いい加減にしぃや!バカ侑!あんたなんか嫌いやぁ!」
ボロボロと涙を流し、しゃくりあげながら最後の抵抗をする香澄
「っ、、!」
そこで俺は、やっと目を覚ました
(イライラしたからって、好きな女泣かせたあかんよな、、
俺、最低や、、)
「すまん、、、頭冷やす」
服を直してあげる余裕もなく、そのまま保健室を後にする
付き合ってもないのに、勝手に部活の奴らに嫉妬して
無理やりこんなところで抱こうとしたらあかん
香澄には、香澄なりの考えがあって、
俺らから離れようとしたはずなのに、ほんまに最低や、、
その日から、俺は香澄に関わるのをやめた。