• テキストサイズ

いろいろ詰め合わせ(短編)

第5章 年上彼女(上鳴電気)


上鳴side

気づけば夕方になり、窓から見える外はオレンジ色になっていた


「香澄、そろそろ送るわ」

そう言って、ベッドから立ちあがろうとすると、ぐっと腕を引かれて


ちゅ


とされる


「、帰ろっか、」


少し寂しげに呟いて立ちあがろうとする香澄を、次は俺が掴み引き寄せる


「、もっかい、、」


ちゅ、、ちゅ、、


触れるだけのものが、深いものに変わろうとしているのがわかる


ちゅ、と触れると、舌を彼女の口の中へいれていく


「んっ、、っ、」


思わず漏れる彼女の甘い声に、自分の中の男の部分がでてこようとする


(さすがに、、やばいかも、、)


そうは思いつつも、止められるものでもなく、続いていく



「、ぁ、、ンっ、、」


きゅ、と俺の袖を掴み、舌を絡ませてくる彼女


ちゅ、、ちゅ、、、


響く甘い音と声に、自分が自分じゃなくなっていく感覚に襲われていく

自分の中の最終警報が鳴っているのを感じ、さすがに離れる


彼女を見ると、目を潤ませてまだ足りない、というような表情


(エロすぎる、、!)


思わず顔を背け、ふうと一息つく


少し落ち着かせて、目線を彼女に戻し

「我慢、できなくなるから、」

と伝える





「、、いーよ、?」




一瞬びっくりしたあと、彼女は恥ずかしそうに呟く



(こんなん、、無理だよなぁー、!)



「あー、もう、なに?可愛すぎなんですけど、、
香澄、わざとでしょ、、」


軽く睨むように、ベッドに押し倒し見下ろす


「もう、、最後までやめらんないよ?」


最後にもう一度問いかけると


「うん、」


と言って、腕を俺の首に巻き付けてくる



そうして俺たちは、理性を捨てて愛を確かめ合った



/ 243ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp