第5章 年上彼女(上鳴電気)
上鳴side
翌朝、準備をして、部屋も少しだけきれいにして、彼女を迎えに行く
すると、もうすでに外で待っている彼女
「香澄、!?おはよー!」
声をかけると、今までで一番の笑顔で抱きついてくる
「電気、!昨日、わたし、、ちゃんとお別れすること言ったから、いつでも電気のものになれるよ、!」
「え、?」
少し考え、彼女がなぜ昨日付き合う話をしなかったのか、理由がわかった
「だからね、、わたしと、「香澄、俺と付き合ってくれ」
「え?」
と驚く彼女
「昨日、香澄に好きって先越されちゃったから、
今日は俺から言わせてよ?
俺の彼女になってくれますか?」
ぱあっと顔がさらに明るくなり、
「うん!!」
と言って、ぎゅ、としてくる
(これで、、俺は香澄と、、!)
10年にも渡る片思いを経て、やっと付き合えた俺は、付き合えたことに喜びでいっぱいだった
そのまま手を繋ぎ、俺の家へ着く
「お邪魔しまーす、!
電気、お父さんとお母さんは、、?」
慎重に家にあがる彼女
「仕事だぜ」
「え?」
「だから仕事だから、俺らだけ、だっ、て、、」
というたびに、彼女は赤くなっていく
(2人きり、、!?いやいやいや!)
「いやいやいや!そんなことしないから!大丈夫!
ほんとに、!!」
さっきまで付き合えたことの喜びで何も考えてなかったけど、よく考えたら家に2人きりってやばいよな、、
部屋に入り、最初は2人とも変な緊張だったが、すぐにそんな雰囲気は変わり、ゲームをしたり、映画をみたり、ゆったりとした時間を楽しんだ