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いろいろ詰め合わせ(短編)

第5章 年上彼女(上鳴電気)


上鳴side


ナンパされているところを助けて以降、香澄が俺に甘えてくる


(し、心臓にわるい、、)



さっきも上目遣いで下唇を噛んで、

「抱きついてるよ?」

なんて言われたら、、


(キュンきゅんが、とまらん、、)



勝手に1人で花火どころじゃなくなっている間も、彼女はとても嬉しそうに花火を見ている




ドォォオン、ドォン、!パラパラパラ
ドン、!ドドン!パラパラ




と綺麗な花火が空に打ち上がり、あと少しで終わりそうな時、彼女がツンツンとして耳元に口を寄せてきた



「ねえねえ、私気づいちゃった、、」

「え?」

いたずらっぽい笑顔を向けて、もう一度耳元に口を寄せると


ドドォォオオオン!

「私、電気のこと好き、」


「え、、!?」


花火の音と重なったけど、ちゃんと聞こえた



(い、いま、、好きって、?)



今の状況が整理できず、混乱していると、彼女はフフっと笑って、



ちゅ



と俺の頬に小さくキスを落とした




「ええ!?」


あまりの衝撃に驚きを隠せない


「電気はどう思ってるの、?」


俺の顔を覗き込み、小悪魔のような笑顔で聞いてくる



(なにしても、かわいいんだよな〜、、)



俺は、彼女の顔を両手で包み込み


「俺の方がずっと好きだよ、?」


と言って、唇にキスを落とした


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