第4章 甘い匂い(相澤消太)
相澤side
「、せ、せんぱ、い、、だ、めで、すっ!」
押し返す力も、だんだん弱まってきて、しまいには腕を掴んで必死に応えようとしてくる菊川
あのあとお互いの気持ちが通じ合った俺たちは、そのまま菊川の家に来て、更なる愛を確かめ合おうとしている
「、ンっ、、フぅっ、、んん、」
「おい、、菊川、もういいか、」
何度も舌を絡め合い、限界も近くなってきて、最後の確認をする
「香澄、って、、呼んでくれなきゃ、、やだ、、」
潤んだ上目遣いの甘い声で言ってくる彼女
(かわいすぎだろ、、)
「、、香澄、覚悟、するんだな、、」
「きゃっ!」
そう言って担ぎ上げ、ベッドまで移動する
ゆっくりベッドに下ろす
「相澤せんぱっ、い、、」
「違うだろ?」
「、え、?」
「名前」
一気に赤くなる耳とさらに熱くなる体
香澄の耳元に口を寄せ、囁く
「言えねぇの、、?」
きゅっ、となり、下唇を噛む彼女
「ずるい、、」
「早く言えよ」
「、、しょうた、、」
「よくできました」
ニヤける顔を頑張って抑え、彼女の服を脱がせる
「や、やだ、、はずかしい、、!」
そう言って、腕で隠す彼女
「もっと、よく見せろ」
最後の理性を振り絞り、彼女に伝え、首筋にキスを落とす
それもむなしく、彼女の匂いが鼻を掠めた瞬間に、どこかへ消えた
すぐに唇に戻り、彼女の口の中を荒らしていく
下の方に手を伸ばすと、そこはもう濡れていて、自分を待っていたかのようだった
「アっ、!んんっ!、、ヤぁ、、っ、」
さらに高まる身体の温度に、俺の下半身は限界を迎えていた
「すまん、、香澄、、いれるぞ、」
(余裕なさすぎだろ、、!)