第4章 甘い匂い(相澤消太)
香澄side
先生方へのあいさつが終わり、学校の中を見て、相澤先生の受け持ったクラスが実際に授業を受けている様子を見学して、今日1日が終わった
(事務の方たちはいい人そうだし、いろいろな先生や生徒がいて、とっても面白い学校だな~、、、
これからがますます楽しみ、、!)
1日のことを振り返りながら、帰る準備をしていると
「菊川、、」
と後ろから、呼び止める声が聞こえた
「相澤先生、、!どうしたんですか?」
先ほどまで一緒に案内役としていてくれていた先輩の姿に驚く私
「い、いや、、、このあと、、あー、、なんだ飲みに行かね?」
ポリポリと照れくさそうに首の後ろを掻きながら、誘ってくる先輩
「え、、?」
さらに驚きで、しばらく思考停止する
(え、、え、、?い、今相澤せんぱいが、私を?ええ!?)
「ええ!?」
いきなり大きな声で驚く私に、少しぎょっとなっている
「いや、この後何か予定があるならいいん「行きます!!!!」」
と全力の食い気味で答える
すると、あまりにも必死な私に面白かったのか、「ふっ、くくく、、」と肩を小さく震わせて笑い、
「そうか、よかった。
それじゃあ、車を持ってくる、待っててくれ」
と言って、職員室のほうへ向かっていった
(えええええええええ!?、、わたし、、今日の下着、、、ちゃんとペアだっけ、、!?
い、いやいやいやそんなことないよね!いや、でももしかしたら、、、!?
と、とりあえず、、!)
「化粧直し、、、!」
と慌てて、今の状況の整理を必死にしながら準備をするのだった