第4章 甘い匂い(相澤消太)
香澄side
「おはようございます!
今日からお世話になります、菊川香澄です
よろしくお願いいたします」
根津校長に、事務室まで案内してもらい、事務の仲間に挨拶をする
「今日はとりあえず、見学に近い形で先生たちへのあいさつや、学校の案内をするのさ
あとで、案内係をここにつれてくるのさ、それまで、ここのことを聞いておくのさ」
そう言って、事務室を出ていく根津校長
「菊川さん、よろしくお願いします
わたし、酒井と申します!
20代同士仲良くしましょう⭐︎」
と私より確実に若くて、きれいな子があいさつをしてくれる
「菊川さん、よろしくね、わたし高橋っていいます
ここ人数少ないんだけど、やること多くて、、、
経験者が来てくれてうれしいわ」
と、続けて上品な人が、声をかけてくれる
「はい!よろしくお願いします!」
ぺこりと頭を下げると、
「早速なんだけど、ここでやる仕事を軽く説明するわね!」
と仕事内容の説明をしてくれた高橋さん
「はい!ありがとうございます」
(よし頑張るぞ、、!)
とてもやさしくて、良さそうな仲間に安心して、仕事に取り組み始めた
・・・
しばらくして、ガラガラっとドアを開けて、誰かが入ってきた
「失礼しまーす、、、」
だるそうに言って、入ってきたその人を見ると、
予想もしていなかった人に、驚きですべてが止まったように感じた
「案内するように言われて来たんす、、けど、、、」
その人も私を見るなり、驚きを隠せない様子だ
そりゃ、そうだ、、、だってそこにいたのは、
「相澤せんぱい、、、、」
今日の夢にも出てきた初恋の相手だったのだから